小田部小学校 の校章にはだいこんの花がデザインされています。PTAの名札にはだいこんの絵が描かれています。学級菜園ではだいこんが栽培され、校区で活動し青パトのルーツを作った自主防犯パトロールチームの名前は だいこんの会と、小田部校区では何かとだいこんが目立ちます。だいこんはおなじみの野菜ですが、大根役者というとあまりいいイメージでは使われません。なぜ小田部校区はだいこんだらけなのでしょうか。
今では一部に田畑が残るのみの小田部校区ですが、かつてはだいこん畑が広がっていました。ここで収穫されるだいこんは「小田部だいこん」と呼ばれ、とっても高級なだいこんなのだそうで、地元といえどもほとんど口にすることはありません。そう、小田部校区にあふれるだいこんたちは、地域の特産品に由来しているのです。
ところで先日開催されました小田部校区夏まつりでは、こんな幟がたくさんヒラヒラしていたのをご覧になりましたでしょうか。
おっとこんなところにもやっぱりだいこんのイラストが。これらは小田部校区と小田部小学校のキャラクターとして2014年に登場しただいこん家族です。今日は、このだいこん家族の誕生秘話をご紹介しましょう。
みなさん、スタンバードってご存じでしょうか。何それ?と言う方はまず こちら をご覧ください。話は「小田部ならスタンバードに鉛筆と雑巾ではなくだいこんを持たせたい」という自治協議会・松永会長のとんでもないリクエストから始まります。ところがスタンバードが鉛筆と雑巾を持っているのには意味があるわけで、勝手にキャラクターを変えるわけにもいかないわけで。
ところが道は開けるもので、こんなやりとりを見ていた小田部小学校の中田先生が新しいキャラクターを描いてくださいました。ライバルに負けじと両手にはちゃんとだいこんを持っています。この両手のだいこんには 小田部小学校創立20周年記念事業 のイメージロゴが使われています。歴史はちゃんとつながっています。
こうして登場した「だいこん母さん」。小田部で生まれ育った優しくてしっかり者の女性なのだそうです。どことなく松永会長に似ているという声もありますが、中田先生によると似せたわけではないとのこと。つまり、気合いで似てしまったということですね。
しばらくたつと「だいこん母さんには子どもはいないの~?」という子どもたちの声。
その声に押されて登場したのが子どもたちです。男の子がだいちゃん、女の子がこんちゃんといいます。
新1年生スタイルのこともあります。あれ、父さんは?
さらに遅れて登場の父さんは、だいこんソムリエです。なるほど、そんな風格がありますね。野菜ソムリエとして名を馳せるも、だいこんを極めるためにヨーロッパ各地を修行して回っていたから登場が遅くなったのだそう。ちなみに小田部出身で、母さんとは幼なじみとのことです。
このキャラクターづくりには小田部小学校の中田先生と先生方、子どもたちに協力いただいています。ありがとうございます。
おっと、こうしているうちにさらに新しいキャラクター登場の噂が・・・。
続きはまたの機会に。